中東情勢のニュースの中で「ナフサ不足」が騒がれている。私はこのナフサを運ぶ専用船に乗船したことがある。一般的にナフサつて知らない人が多いと思うが、私も昔は同様にほとんどナフサについての知識はなかった。
初めてナフサ船に乗った時に教えてもらったのは、ガソリンと同じぐらいの揮発性 イメージとしては「ベンジン」と同じようなものと教えられた。
大変危険な船だったのだのだが、知識不足が幸いしていたのかもしれない。恐怖感はなかった。
ナフサの積み出しは主にサウジアラビアのシャイバという港だった。積み出しや陸揚げの最中はもちろん火気厳禁、船の構造はもちろん二重構造の防爆構造になっている。通常の航海中は、防爆区域では火の使用できるが、港の作業中は一切使用ができない。したがってその時の食事はすべて蒸気で加熱されたものしかでない。
荷揚げ用のポンプは電気を使用しない。蒸気駆動のタービンポンプが数台(もちろん大型防爆構造)が使用される。(引火を防ぐためである。)
ナフサは腐食性があるので、船体のサビ付きには注意をしないといけない。また揮発性が高いので航海中、太陽の熱で甲板が加熱されないように、昼間はポンプで海水をくみ上げて甲板を冷やしている。
当時は若かったので、ナフサがこんなに多くの日々の製品のもとになっている重要なものとは思いもよらなっかた。
まさに日本経済の成長活動のど真ん中にいたのだ。



